教員採用選考試験 試験内容

採用試験

教員採用試験は、「筆記試験」「面接試験」「実技試験」「適性検査」で構成されていることが多いです。ただし、自治体ごとで多少変わってきます。

筆記試験

・筆記試験は、「教職教養試験」「一般教養試験」「専門教養試験」「論作文」に分けられます。

教職に関する知識を問う「教職教養試験」と、一般的な知識を問う「一般教養試験」はすべての校種で同じ試験であることが多く、「専門教養試験」は受検者が志望する校種・教科により問題が出題されます。

・一次試験では、「教職教養試験」と小学校は「5教科の専門試験」、中高は、「志願する専門教科」

教職教養試験

・主な出題分野は「教育原理」「教育法規」「教育心理」「教育史」「教育時事」「各自治体の施策」「教育課程に関すること」に分けられます。

学習指導要領、文部科学省の通知文・報告書、中央教育審議会の答申をはじめ、道徳教育、人権教育の原理など様々な分野からの知識が問われます。

一般教養試験

 主な出題分野は、「教科問題」「時事問題・一般常識」に分かれています。

「教科問題」では、概ね高校までに学習するレベルの内容で、国語・数学・英語・社会・理科からまんべんなく出題されます。

「時事問題・一般常識」では、過去数年のニュースから出題やその都道府県ごとの問題といったローカル問題などが出題されます。

専門教養試験

・志望する校種・教科に対する専門的な知識を中心に、その指導要領や指導法も問う試験です。

・小学校の場合は、5教科で高校1年生程度までの基本的な学習事項が中心の問題を、50分~60分ですべて解くようになっていたりします。

中学・高等学校の各教科では、中学校から高校、大学までの学習事項についてより専門的なレベルで出題されます。学習指導要領からの出題では教科の「目標」「各学年の目標及び内容」といった内容が問われます。

論作文

・自治体によって違いはありますが、50~70分間の制限時間内に600字~1000字程度で記述することが多いようです。

「教師に求められる資質」といった教育論や「学習・生活指導の在り方」といった実践的な指導方法、「時事的な課題への対応」等のテーマを課し、受検者の教師としての考え方や資質、人物像を総合的に評価し、適性を見る試験です。

「書く面接試験」ともいわれ、知識だけでなく論理性や表現力、そして教師としての熱意が求められます。

面接試験

・面接試験は個人面接・集団面接・集団討論・集団活動・模擬授業・場面指導など様々な形態で行われます。

・近年は、人物面を面接試験で判断するケースが増えており、面接試験の比重が大きくなっています。また、面接試験を複数回実施する自治体も多いです。

面接担当者

・面接担当者は、主に教育委員会事務局職員(管理主事・指導主事)や現職の校長、教頭等ですが、民間企業の人事担当者や弁護士といった民間人も起用されています。

面接の形態

個人・集団面接

・ほとんどの面接が面接官の質問に答える形式で、自己PRや志望動機、教職教養や教育時事などに関する内容が問われます。

 近年は、具体的な指導の在り方が問われるケースが多いようです。ただ、面接では回答した内容だけでなく、印象や所作、応対の仕方といった人物像も重要な評価対象になります。

また、受験者の対応力をみるために圧迫面接が行われることもあるようです。

集団討論

・受検者が5~10人程度のグループに分かれ、指定のテーマについて議論し、最終的にグループ内で合意形成をすることが求められます。リーダーシップ、協調性、コミュニケーション能力などが評価されます。

集団活動

・複数の受験者が協力・協同して課題に取り組みます。受検査者の積極性やコミュニケーション能力、行動力などが評価されます。

模擬授業

・授業の導入部分やクラスルームでの場面指導などを5~10分程度の制限時間内で模擬演技します。

他の受験生や面接官が生徒役を演じる場合と、児童・生徒役がいない中、授業を披露する場合があります。指導案の提出を要求する自治体もあります。

・小学校教員は、学年と教科を指定される事が多いので、6学年分を用意しておくことが必要です。

場面指導

・生活指導や保護者対応などのある場面を指定されます。その場でどのような対応を取るかを口頭で説明する場合と、実演する場合があります。

実演の場合は、面接官が生徒役を担当する場合と受験者が一人芝居をする場合があります。演技後に指導の要点などについて質疑応答が行われます。

実技試験

・小学校教員の受験者や、中学校・高等学校の音楽・美術・保健体育・家庭科・英語の教科の受験者には実技試験が実施されます。

・実技試験は、二次試験で実施している自治体が多いです。

・体育実技では水泳・跳び箱・マット運動、音楽実技ではピアノ演奏・歌唱、美術実技ではデッサン、家庭実技では調理や被服、英語実技では英語でのスピーチやディスカッションなどが行われます。

ただし、新型コロナウイルスの影響で昨年度から実技試験が中止になっている自治体が多いです。

適性検査

・教員の資質として要求される様々な特性について、客観的に調べるために適性検査が実施されることがあります。         

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