「教員採用試験に受かった~!」
「これで就職も決まったし遊べる~!」
「4月まで何しよう?」
そんな教員採用試験に受かった方におすすめしたいのが、生成AI等の勉強です。
合格したのにまた勉強?と思うかもしれませんが、これから教師と仕事をしていくなら、生成AIが使えないのは致命的になる事でしょう。
なぜなら、これからの時代はAI時代になっていくからです。
数十年前officeやパソコンが出始めたとき、ワープロで良いだろうと触らず出遅れた先生達が多くいたと思います。
今その時代のレベルで転換期に入っています。
生成AIは、よくわからないしと触らなった人は、数年後確実に出遅れて苦労します。
忙しい生活の中で一気に覚えるのは難しいと思いますが、少しずつでも生成AIを触って覚えましょう。
生成AIの基礎知識
生成AIとは
生成AIは、人工知能の一種で、文章、画像、音声などを生成する能力を持っています。
生成AIの中で有名なのは、たぶんほとんどの人が一度は聞いたことがある、OpenAIが運営しているChatGPTでしょう。
生成AIは、今現在もどんどん進化しています。
時代の転換期と言っても過言ではないと思います。
生成AIが使えることによって仕事の効率化ができるので、覚えることが多く時間が足りない新任教員の助けとなるでしょう。
教育分野での生成AIの利用
新任教員が大変になるのが、学習指導案作りや生徒の個別学習支援、教材作成、保護者への手紙などの資料作りになるでしょう。
生成AIを使用することにより、資料作りの見本などが瞬時に作成され、新任教員が悩んだり、時間がかかる部分が解消されます。
具体的な生成AIツール
生成AIツールは様々ありますが、新任教員が使い方を覚えた方が良い生成 AIを紹介します。
ChatGPT or Claude
ChatGPTとClaudeは対話型で知りたいことや作成したいこと伝えるとそれに沿って資料などをまとめたり、作成してくれます。
- 対話型AI
- 教員の補助ツールとして有効
- 学習指導案の作成方法や行事予定表の草案作りなどに活用
ChatGPTとClaudeは、新任教員が絶対に使い方を覚えた方が良い生成AIです。
資料作りはもちろんのこと、わからないことを調べるのに時間をかけず時短ができるからです。
DALL-E(ChatGPT) or Midjourney
DALL-E3とMidjourneyなど複数の画像生成AIがありますが、簡単に画像生成がしやすいのはChatGPTで使えるDALL-E3です。
無料版でも1日数枚は画像生成できるのでクラスキャラクター作成などの試しに使うのにおすすめです。
- 画像生成特化のAI
- 教育用教材やプレゼンテーション資料の作成に利用
- キャラクターがいることによる子どもの興味付け
DALL-E3とMidjourneyは、キャラクター作りや壁面作りに利用できるでしょう。
また、絵が苦手な人などは生成 AI を活用することにより、時短になります。
Canva (一番おすすめ)
Canvaは生成AIというより、デザイン系に近いかもしれませんが、生成AIを使った資料作りにもなるので含めています。
Canvaは、新任教員が苦労するクラス新聞や保護者への手紙などのデザイン作成が簡単になります。
- インタラクティブ教材の作成
- 教員向けデザインテンプレートの提供
- 生徒用ポートフォリオ作成支援
- クラスプロジェクトの視覚化ツール
- 学校イベントのポスター制作
CANVAを使いこなせると、様々な部分で他の先生方より、素晴らしい資料作りができます。
授業の資料としても使えるので、将来的に自分の資産ともなるでしょう。
また、教員は無料で使用できるので、使わない手はないでしょう。
クラウドワークスAI
クラウドワークスAIは、画像生成やテキストでのメール返信など作成してくれるサイトです。
画像生成の指示文を考えるや返信メールの内容を考える時間を減らしてくれます。
- 画像生成やキャラクター作成の補助
- 子供用塗り絵イラスト作成
- 想定されるクレームを生成してクレーム対応の練習
- 自己PR文章作成など
クラウドワークス AI は、生成 AI が使いこなせていない初心者にとっては色々な部分で助けてくれるサイトです。
初心者が書くことが難しいプロンプト(指示文)の見本がありそのまま使うこともできます。
画像生成もここで簡単に生成することもできます。
新任教員の生成AIの活用方法
学習指導案の見本作成
新任教員が困るのが学習指導案作成でしょう。
小学校であれば研修などで学習指導案が必要になると思います。作成の見本などがなければ、学習指導案作りに追われることになります。
しかし、ChatGPTやClaudeを使う事により、数十分から数時間かかる指導案作りが、数分程度で作成できるようになります。
- 作成する学年、教科、単元などを決める
- ChatGPTやClaudeで学習指導案を作成してもらうプロンプトを入力する。
- 生成された学習指導案を確認し、間違いや変な部分がないか確認する。
- 生成した学習指導案を見本にし、学校のテンプレートに沿って学習指導案を作成する。
以下は学習指導案の作成プロンプトです。
ChatGPTやClaudeでコピペして赤字部分を入力するだけで指導案の見本を作成してくれます。
学年:[学年を入力] 教科:[教科名を入力] 単元:[単元名を入力]
上記の情報を基に、以下の形式に従って授業計画書を作成してください:
- 使用教材名・単元名<教材観>:
- 教材名:[教科に応じた一般的な教材名]
- 単元名:[入力された単元名]
- 教材選定理由:[単元の特性に基づいた選定理由を簡潔に記述]
- 単元の目標:
- a) 知識・技能: [単元を通じて獲得する具体的な知識や技能を記述]
- b) 思考・判断・表現: [単元で育成する思考力、判断力、表現力を記述]
- c) 主体的に学習に取り組む態度: [単元を通じて育成する学習に対する態度や姿勢を記述]
- 単元計画(全体時間数):
- 全[4〜6のランダムな数字]時間
- 第1時:[内容の概要]
- 第2時:[内容の概要]
- … 第[n]時(本時):[本時の内容]
- 本時の目標:
- [本時の具体的な学習目標を、上記の3観点を踏まえて設定]
- 評価規準:
- [設定した目標に対する適切な評価規準を、3観点を踏まえて記述]
- 指導手順: 導入(5〜10分):
- 活動内容:[単元に適した導入活動を記述]
- 使用する教材・教具:[この段階で必要な教材や教具を具体的に列挙]
- 留意点:[導入時の指導上の注意点を記述]
- 活動内容:[主要な学習活動を段階的に記述]
- 使用する教材・教具:[この段階で必要な教材や教具を具体的に列挙]
- 留意点:[展開時の指導上の注意点を記述]
- 活動内容:[学習内容の振り返りと次回への接続を記述]
- 使用する教材・教具:[この段階で必要な教材や教具を具体的に列挙]
- 留意点:[まとめ時の指導上の注意点を記述]
- 板書計画:
- [本時の板書の概要や構成を簡潔に記述]
これを使うことにより簡単に見本の学習指導案を作れます。
見本ができれば、あとはそれを自分の言葉で直して書くだけなので時短になります。
まとめ
教員採用試験合格、おめでとうございます!これからの教育現場で成功するための重要なステップがあります。
それは生成AIの活用です。
ChatGPT、Claude、DALL-E、Canvaなどの生成AIツールは、学習指導案の作成から教材デザイン、保護者とのコミュニケーションまで、あなたの教育者としての仕事を大きく効率化してくれます。
今すぐこれらのツールの基本を学び始めましょう。
学習指導案の作成例で示したように、生成AIは複雑な作業を驚くほど簡単にしてくれます。
忙しい教育現場で一歩先を行くために、生成AIスキルを磨くことをお勧めします。
少しずつでも始めれば、新学期までにはきっと大きな自信になるはずです。
未来の教育を形作る一員として、生成AIを味方につけ、素晴らしい教育者になる準備を始めましょう。あなたの努力は、必ず生徒たちの未来を明るくすることでしょう。
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